2004年 11月 11日
雨は一向に、小降りになる気配もない。
仕方なく9時にホテルを出発。
国道ではトラックが、激しい水しぶきをあげて通り過ぎてゆく。
近くの川は、水位が上がり決壊寸前だ。
竹林寺は標高100mとたいしたことはないが、小高い山の上にある。
その登り口まで来て、また呆然とした。
細い遍路道は、滝のように水が激しく流れ落ち
これでは、鯉の滝のぼりである。
相方が、一歩足を入れたが
すぐにくるぶし付近まで、水でおおわれてしまった。
こんな所で何かあったら、自分たちの責任だけでは済まない。
「危険です、引き返しましょう」
わしは、それでも行きたそうな相方を、むりやり戻した。
「とにかく、どこか屋根のある所で、作戦を練り直そう」
雨が激しすぎて、まわりの様子もよくわからないような状態である。
民家の建ち並ぶ集落の道を行くと、農協の倉庫のような建物があった。
そこの軒を借りて、地図を出す。
とりあえず竹林寺はとばして、次に行こうということになり、道を進んだ。
すると、一軒のお宅でご夫婦が、雨の様子を見に外に出ていた。
「お遍路さん、道が違うよ」
ご主人が、わしらに気づき声をかけてくれた。
「はい、竹林寺の登り口まで行ったのですが
この雨で、道が滝のようになっていて登れず
仕方なく次の禅師峯寺に向かっているのです。」
わしがこう答えると
「それなら、雨がやむまでここで休んでいったらいい」
仕方なく9時にホテルを出発。
国道ではトラックが、激しい水しぶきをあげて通り過ぎてゆく。
近くの川は、水位が上がり決壊寸前だ。
竹林寺は標高100mとたいしたことはないが、小高い山の上にある。
その登り口まで来て、また呆然とした。
細い遍路道は、滝のように水が激しく流れ落ち
これでは、鯉の滝のぼりである。
相方が、一歩足を入れたが
すぐにくるぶし付近まで、水でおおわれてしまった。
こんな所で何かあったら、自分たちの責任だけでは済まない。
「危険です、引き返しましょう」
わしは、それでも行きたそうな相方を、むりやり戻した。
「とにかく、どこか屋根のある所で、作戦を練り直そう」
雨が激しすぎて、まわりの様子もよくわからないような状態である。
民家の建ち並ぶ集落の道を行くと、農協の倉庫のような建物があった。
そこの軒を借りて、地図を出す。
とりあえず竹林寺はとばして、次に行こうということになり、道を進んだ。
すると、一軒のお宅でご夫婦が、雨の様子を見に外に出ていた。
「お遍路さん、道が違うよ」
ご主人が、わしらに気づき声をかけてくれた。
「はい、竹林寺の登り口まで行ったのですが
この雨で、道が滝のようになっていて登れず
仕方なく次の禅師峯寺に向かっているのです。」
わしがこう答えると
「それなら、雨がやむまでここで休んでいったらいい」
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by fudarakutokai
| 2004-11-11 09:00
| 修行の道場(高知)