2004年 11月 03日
パラソル行者さん
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さて、県道をしばらく歩いていたら
前方に二人の人影が見えた。
あれ、その二人は昨日の
“パラソル行者”さんと“鶴見辰吾の人”だ。
向こうも「あれ!」と驚いている。
どうしたのかと思っていたら
二人は昨日同宿で、朝から一緒に歩いているらしい。
で、国道の道を行くはずが、気がついたら県道に。
戻っているところらしい。
「なんで、県道に入っちゃったのかわからないんですよー」
「おかしいですねー、ダムの所で国道を歩いていたら、
そのまままっすぐ行けばいいはずですよね」
「あ、もしかしてトイレ寄りませんでしたか?」
「寄りました、ダムの反対側のトイレ」
「あーその道だと、必然こっちの県道に来ちゃいますね・・・
ここから戻るとすると、けっこうありましたよ・・・」
その地点で、国道との分岐点からは
1.5kほど来ていただろうか。
鶴見辰吾の人は今日中に
鯖大師までいくつもりだったらしい。
(薬王寺からさらに20kほど先)
だから、どうしても近道の国道を行かなくてはならない。
もう一方のパラソル行者は、急ぐ旅ではない。
二人は立ち止まって悩んでしまった。
そこへ軽自動車が止まった。
遍路姿の4人が立ち止まっていたので
道に迷ったと思ったようで、声を掛けてくれた。
この車の主は、実はこの先由岐で旅館を営んでいる人で
薬王寺近くでも、有名な善人宿をやっている方だった。
遍路道の善人宿、無料宿泊所の書いてある紙をくれた。
とりあえず、わしらはこのまま進むので
二人とおじさんを残して歩き出した。
しばらく歩いて、後ろを振り返ると
パラソル行者さんが遠くに見える。
一人だけだ。
「あ、あの人、結局こっちに来たよ」
で・・・白い日傘をさしている・・・
お遍路さんで日傘持参は始めて見た。
かなり優雅な雰囲気である。。。
これで、彼女は【パラソル行者】と命名された。
前方に二人の人影が見えた。
あれ、その二人は昨日の
“パラソル行者”さんと“鶴見辰吾の人”だ。
向こうも「あれ!」と驚いている。
どうしたのかと思っていたら
二人は昨日同宿で、朝から一緒に歩いているらしい。
で、国道の道を行くはずが、気がついたら県道に。
戻っているところらしい。
「なんで、県道に入っちゃったのかわからないんですよー」
「おかしいですねー、ダムの所で国道を歩いていたら、
そのまままっすぐ行けばいいはずですよね」
「あ、もしかしてトイレ寄りませんでしたか?」
「寄りました、ダムの反対側のトイレ」
「あーその道だと、必然こっちの県道に来ちゃいますね・・・
ここから戻るとすると、けっこうありましたよ・・・」
その地点で、国道との分岐点からは
1.5kほど来ていただろうか。
鶴見辰吾の人は今日中に
鯖大師までいくつもりだったらしい。
(薬王寺からさらに20kほど先)
だから、どうしても近道の国道を行かなくてはならない。
もう一方のパラソル行者は、急ぐ旅ではない。
二人は立ち止まって悩んでしまった。
そこへ軽自動車が止まった。
遍路姿の4人が立ち止まっていたので
道に迷ったと思ったようで、声を掛けてくれた。
この車の主は、実はこの先由岐で旅館を営んでいる人で
薬王寺近くでも、有名な善人宿をやっている方だった。
遍路道の善人宿、無料宿泊所の書いてある紙をくれた。
とりあえず、わしらはこのまま進むので
二人とおじさんを残して歩き出した。
しばらく歩いて、後ろを振り返ると
パラソル行者さんが遠くに見える。
一人だけだ。
「あ、あの人、結局こっちに来たよ」
で・・・白い日傘をさしている・・・
お遍路さんで日傘持参は始めて見た。
かなり優雅な雰囲気である。。。
これで、彼女は【パラソル行者】と命名された。
by fudarakutokai
| 2004-11-03 11:30
| 発心の道場(徳島)