2004年 11月 03日
木岐の町でパラソル行者と再会
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「パラソル行者さんは、もう先行っちゃってるよねー」
「結構休んでいたものねー」
そんなことを話しつつ、海を越え、山を越え
2kほど離れた港町、木岐についた。
すると地元のおじいさんが近づいてきて
「お遍路さん、こっちの道を行った方が近いよ」と
すたこら歩き出した。
何となく、おじいさんの案内といった感じで、
えっさえっさ付いていくと(おじいさん、足が速い)
先の曲がり角のおうちの前に、パラソル行者さんの後ろ姿が・・・
「あ、抜かされましたねー」
「あ、どこでサボってたの」
その一瞬で、おじいさんは
いつの間にか姿を消していた・・・
彼女は、そこのおうちの人
(お母さんと息子さん)と
話しをしていて
なんとなくわしらだけ先に行く
雰囲気ではなくなってしまい、
一緒に話しを聞くことになった。
その息子さんは、病気で休職中だそうで
たまたま、パラソル行者さんが
彼と道で会い
「お遍路さん、付いてきて」
と言われ
この家先に案内されたらしい。
お母さんは
「息子の病気がどんなに大変で、やっとここまで治ったか」を
われわれに話して聞かせ
「お遍路さんに会ったのも、御大師様のお導き」と
言ってありがたがっていた。
わしらが着くまで、どのくらい話しをしていたのか知らないが
パラソル行者さんは、目に涙を浮かべて聞いていた。
その息子さんがわれわれにも
お接待の缶コーヒーを持ってきてくれた。
お母さんは、わしらが群馬から来たと知ると
「私の一番上の息子が、群馬にいる」と言いだした。
ただ、どこに住んでいるかは「町名を忘れた」と言う・・・
・・・まあ、いいか。
彼女は社交辞令で、言ってくれたのかもしれない。
「杖を撫でさせてください」
二人は一生懸命
パラソル行者さんの杖を撫でていた。
「結構休んでいたものねー」
そんなことを話しつつ、海を越え、山を越え
2kほど離れた港町、木岐についた。
すると地元のおじいさんが近づいてきて
「お遍路さん、こっちの道を行った方が近いよ」と
すたこら歩き出した。
何となく、おじいさんの案内といった感じで、
えっさえっさ付いていくと(おじいさん、足が速い)
先の曲がり角のおうちの前に、パラソル行者さんの後ろ姿が・・・
「あ、抜かされましたねー」
「あ、どこでサボってたの」
その一瞬で、おじいさんは
いつの間にか姿を消していた・・・
彼女は、そこのおうちの人
(お母さんと息子さん)と
話しをしていて
なんとなくわしらだけ先に行く
雰囲気ではなくなってしまい、
一緒に話しを聞くことになった。
その息子さんは、病気で休職中だそうで
たまたま、パラソル行者さんが
彼と道で会い
「お遍路さん、付いてきて」
と言われ
この家先に案内されたらしい。
お母さんは
「息子の病気がどんなに大変で、やっとここまで治ったか」を
われわれに話して聞かせ
「お遍路さんに会ったのも、御大師様のお導き」と
言ってありがたがっていた。
わしらが着くまで、どのくらい話しをしていたのか知らないが
パラソル行者さんは、目に涙を浮かべて聞いていた。
その息子さんがわれわれにも
お接待の缶コーヒーを持ってきてくれた。
お母さんは、わしらが群馬から来たと知ると
「私の一番上の息子が、群馬にいる」と言いだした。
ただ、どこに住んでいるかは「町名を忘れた」と言う・・・
・・・まあ、いいか。
彼女は社交辞令で、言ってくれたのかもしれない。
「杖を撫でさせてください」
二人は一生懸命
パラソル行者さんの杖を撫でていた。
by fudarakutokai
| 2004-11-03 13:01
| 発心の道場(徳島)