2004年 11月 04日
9日目の宿 国民宿舎「みとこ荘」
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二人ともバンの座席に、やっとのことでよじ登った。
「遅くなってしまって、すみません」
相方が、宿の人に謝る。
「いいえ、お疲れさまでした。
明日の朝は、同じ所まで送ったのでいいですか?
ただ時間が決まっているので、フロントで聞いてくださいね」
思った通り、バンは岬の一等地に建つ立派な建物に着いた。
国民宿舎は一般客が多く、すでにみんなチェックインを済ませ
くつろいでいるようだった。
二人とも足がいうことをきかず、
ぎくしゃくぎくしゃくフロントに近づく。
「いらっしゃいませ、ごくろうさまでした」
しかしわれわれは、部屋が4階とのことに固まってしまった。
この後もそうだったが、国民宿舎は古い建物が多く
4階や5階建てでも、エレベーターがついていない。
「申し訳ございません、上の階で」
フロントの人は、ぎくしゃくとしか歩けないわしらを見て
本当にすまなそうに言った。
その上、お風呂はさらに上の階だという。
本当に本当に、この時がお遍路で一番疲れた。
階段を登れないのだ。
やっとの思いで部屋にたどり着き、しばらく休憩。
最上階のお風呂に行く。
みんな食事に行っているのか、誰もいなくて最高だった。
そして、ここは沸かしとはいえ温泉なのである!!
疲れも吹っ飛びそうだ。
食堂に行くと隣の男性グループが
生ビールを飲んでいた。
「おいしそうだねーー」
「ダメダメ、飲まないの」
お遍路中、アルコールを全く
飲まなかったわけではないのに
なぜかこの日は、断固として
相方が飲んではダメという。
隣のグループは、おかわりまでしてる。
わしらはさみしく、ウーロン茶である。
「のみたいよお」
「がまん、がまん」
わしは隣のグループに、手を伸ばしてしまいそうだった。
・・・今日はがんばったので、夕飯を豪華にしてみた。
国民宿舎は、食事で値段が変わるのだ。
「遅くなってしまって、すみません」
相方が、宿の人に謝る。
「いいえ、お疲れさまでした。
明日の朝は、同じ所まで送ったのでいいですか?
ただ時間が決まっているので、フロントで聞いてくださいね」
思った通り、バンは岬の一等地に建つ立派な建物に着いた。
国民宿舎は一般客が多く、すでにみんなチェックインを済ませ
くつろいでいるようだった。
二人とも足がいうことをきかず、
ぎくしゃくぎくしゃくフロントに近づく。
「いらっしゃいませ、ごくろうさまでした」
しかしわれわれは、部屋が4階とのことに固まってしまった。
この後もそうだったが、国民宿舎は古い建物が多く
4階や5階建てでも、エレベーターがついていない。
「申し訳ございません、上の階で」
フロントの人は、ぎくしゃくとしか歩けないわしらを見て
本当にすまなそうに言った。
その上、お風呂はさらに上の階だという。
本当に本当に、この時がお遍路で一番疲れた。
階段を登れないのだ。
やっとの思いで部屋にたどり着き、しばらく休憩。
最上階のお風呂に行く。
みんな食事に行っているのか、誰もいなくて最高だった。
そして、ここは沸かしとはいえ温泉なのである!!
疲れも吹っ飛びそうだ。
食堂に行くと隣の男性グループが
生ビールを飲んでいた。
「おいしそうだねーー」
「ダメダメ、飲まないの」
お遍路中、アルコールを全く
飲まなかったわけではないのに
なぜかこの日は、断固として
相方が飲んではダメという。
隣のグループは、おかわりまでしてる。
わしらはさみしく、ウーロン茶である。
「のみたいよお」
「がまん、がまん」
わしは隣のグループに、手を伸ばしてしまいそうだった。
・・・今日はがんばったので、夕飯を豪華にしてみた。
国民宿舎は、食事で値段が変わるのだ。
by fudarakutokai
| 2004-11-04 17:31
| 発心の道場(徳島)