2004年 11月 06日
24番札所 室戸山最御崎寺(ほつみさきじ)
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高知に入って始めての山道は、今までとは周りの木々が一変し
熱帯樹林のようで南国ムード満点だ。
その上、11月だというのに蚊がたくさんついてきて困った。
海を見渡せる高台に、高知最初の札所最御崎寺はあった。
実に三日ぶりの、札所まいりである。
本堂の前に腰ぐらいの高さの岩があり、上はポコポコとあちこち凹んでいる。
その凹んですり鉢状になったところには、一つづつ小さい石が入っていた。
小さい石で岩をたたくと、金属のように澄んだ音色が
地獄のそこ、地底のそこまで響いて聞こえるという。
試しにコツコツたたいてみると、たしかに固く澄んだ音が
石の下方で響いているように聞こえる。
面白がってたたいていると、人が集まってきて、みな我先にたたき出した。
その中の一団体がちょっと変わっていて、目がくぎづけになってしまった。
彼らとは、そのあと本堂のお詣りの時も一緒になったのだが
お坊さん風、がたいのいいおじさんと、その奥さんらしいおばさん
そして嫁さんらしい太ったお母さんと、5〜8才くらいの兄弟2人。
みな、一様に白衣を着て、姿はきちんとしたお遍路さんだ。
60代くらいのおじさん僧は、流ちょうにお経を唱え、
となりで同じ世代の奥さんが、カンカンカンカン鐘を鳴らしている。
ところが、太ったお嫁さんは一緒にお経をあげるでもなく
手を合わせるでもなく「仕方なくついてきたんだもんねー」といった風情で
お詣りが済む間、あらぬ方向を見てつまらなそうにしている。
子ども達も、これまた近くを走り回り、一向にお詣りには感心がなさそうだ。
いけない、いけない。こちらにばっかり気をとられ、
お詣りがおろそかになってしまった。。。
納経所では「歩きの人に、これお接待ね」と、このお寺の手ぬぐいをいただいた。
お詣り済んで、その先の室戸岬灯台まで足を伸ばす。
明治32年に造られたという灯台は現役で、青い海と空に
白い壁とうす緑色のガラスが映えて、とってもきれいだった。
室戸スカイラインを使って下までおりるが、
うわさ通り見晴らしサイコー、
海まで飛んでいくようで
本当に気持ちよかった。
車だったら一瞬でおりてしまう道も、
歩きだと充分楽しめる。
高所恐怖症の人は絶対ダメだろう・・・
熱帯樹林のようで南国ムード満点だ。
その上、11月だというのに蚊がたくさんついてきて困った。
海を見渡せる高台に、高知最初の札所最御崎寺はあった。
実に三日ぶりの、札所まいりである。
本堂の前に腰ぐらいの高さの岩があり、上はポコポコとあちこち凹んでいる。
その凹んですり鉢状になったところには、一つづつ小さい石が入っていた。
小さい石で岩をたたくと、金属のように澄んだ音色が
地獄のそこ、地底のそこまで響いて聞こえるという。
試しにコツコツたたいてみると、たしかに固く澄んだ音が
石の下方で響いているように聞こえる。
面白がってたたいていると、人が集まってきて、みな我先にたたき出した。
その中の一団体がちょっと変わっていて、目がくぎづけになってしまった。
彼らとは、そのあと本堂のお詣りの時も一緒になったのだが
お坊さん風、がたいのいいおじさんと、その奥さんらしいおばさん
そして嫁さんらしい太ったお母さんと、5〜8才くらいの兄弟2人。
みな、一様に白衣を着て、姿はきちんとしたお遍路さんだ。
60代くらいのおじさん僧は、流ちょうにお経を唱え、
となりで同じ世代の奥さんが、カンカンカンカン鐘を鳴らしている。
ところが、太ったお嫁さんは一緒にお経をあげるでもなく
手を合わせるでもなく「仕方なくついてきたんだもんねー」といった風情で
お詣りが済む間、あらぬ方向を見てつまらなそうにしている。
子ども達も、これまた近くを走り回り、一向にお詣りには感心がなさそうだ。
いけない、いけない。こちらにばっかり気をとられ、
お詣りがおろそかになってしまった。。。
納経所では「歩きの人に、これお接待ね」と、このお寺の手ぬぐいをいただいた。
お詣り済んで、その先の室戸岬灯台まで足を伸ばす。
明治32年に造られたという灯台は現役で、青い海と空に
白い壁とうす緑色のガラスが映えて、とってもきれいだった。
室戸スカイラインを使って下までおりるが、
うわさ通り見晴らしサイコー、
海まで飛んでいくようで
本当に気持ちよかった。
車だったら一瞬でおりてしまう道も、
歩きだと充分楽しめる。
高所恐怖症の人は絶対ダメだろう・・・
by fudarakutokai
| 2004-11-06 14:30
| 修行の道場(高知)