2004年 11月 09日
第14日目、ひたすら移動の日
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昨日のうちに神峯寺は打ってしまったので、今日は移動日だ。
朝食を取っていると、例の女子大生遍路さんが支度をしてやってきた。
「朝飯は?」
おかみさんが心配そうに話しかけた。
「部屋で食べましたから」
「じゃ、おみそ汁だけでも飲んで行きなさいよ」
宿代もかなり安くしてくれたようだった。
彼女は、ペコペコとお辞儀をしてお礼を言っている。
歩いて廻るのには日数がかかり、実はかなりお金がかかる。
できるだけ宿代を浮かせようというのはよくわかるが
こうして、ただでさえ安めな宿代で
こんなに親切にしてくださる、宿の人たちを見ると
わしら現代の遍路は、少しでもこの地域の観光のために
お金をおとしていくべきなのでは。と思ってしまった。
泊まる人が減れば、宿もなくなっていく。
今どきのバス遍路とは、泊まる間隔が違うので
歩き遍路のための宿は、どんどん減ってしまっているのだ。
歩く方としては、なくなってしまったら本当に困る。
「お昼はちゃんと食べてるの?」
おかみさんは、心配そうに彼女にまた声をかける。
「大丈夫です、きちんと食べてます」
「私らなんか、昼は食べずに、朝と夜はきちんととってるよ」
おじさん遍路が言った。
昨夜の夕餉の席でわしらと
お昼は簡単に済ませるという話しをしていたからだ。
宿代に含まれている食事で、腹一杯にするわしらって、けっこうケチくさいぞ・・・
「えー、私はちゃんと食べないと、お腹空いちゃってだめですよー」
彼女は、好意のおみそ汁を食べ終え、笑いながら宿を出発した。
きちんと上から下まで白装束だった。
2つ先の国分寺まで行く予定だという。
おじさん遍路は、これから神峯寺を打ちに行く。
ご主人にわしらのように「荷物を置いていけ」と勧められていた。
朝食を取っていると、例の女子大生遍路さんが支度をしてやってきた。
「朝飯は?」
おかみさんが心配そうに話しかけた。
「部屋で食べましたから」
「じゃ、おみそ汁だけでも飲んで行きなさいよ」
宿代もかなり安くしてくれたようだった。
彼女は、ペコペコとお辞儀をしてお礼を言っている。
歩いて廻るのには日数がかかり、実はかなりお金がかかる。
できるだけ宿代を浮かせようというのはよくわかるが
こうして、ただでさえ安めな宿代で
こんなに親切にしてくださる、宿の人たちを見ると
わしら現代の遍路は、少しでもこの地域の観光のために
お金をおとしていくべきなのでは。と思ってしまった。
泊まる人が減れば、宿もなくなっていく。
今どきのバス遍路とは、泊まる間隔が違うので
歩き遍路のための宿は、どんどん減ってしまっているのだ。
歩く方としては、なくなってしまったら本当に困る。
「お昼はちゃんと食べてるの?」
おかみさんは、心配そうに彼女にまた声をかける。
「大丈夫です、きちんと食べてます」
「私らなんか、昼は食べずに、朝と夜はきちんととってるよ」
おじさん遍路が言った。
昨夜の夕餉の席でわしらと
お昼は簡単に済ませるという話しをしていたからだ。
宿代に含まれている食事で、腹一杯にするわしらって、けっこうケチくさいぞ・・・
「えー、私はちゃんと食べないと、お腹空いちゃってだめですよー」
彼女は、好意のおみそ汁を食べ終え、笑いながら宿を出発した。
きちんと上から下まで白装束だった。
2つ先の国分寺まで行く予定だという。
おじさん遍路は、これから神峯寺を打ちに行く。
ご主人にわしらのように「荷物を置いていけ」と勧められていた。
by fudarakutokai
| 2004-11-09 07:30
| 修行の道場(高知)