2004年 11月 11日
16日目の宿 高知屋
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フェリーは4分ほどで対岸に着いた。辺りはすでに真っ暗。
そこから1.5k歩いて、やっと「高知屋」さんに着いた。
高知屋さんは、旅籠の雰囲気を残している
かなり古い建物だった。
声をかけると、奥からおかみさんらしい人が出てきて
玄関の引き戸を開けてくれた。
中も、薄暗いが
ひなびたいい雰囲気を醸し出している。
レインコートなどは背中のザックに留めて置いたので
すでにあらかた乾いていた。
急な階段をギシギシと上がり、
通り沿いの部屋に通された。
窓を開けると目の前は、33番札所雪蹊寺だ。
「お風呂は順番で入ってくださいね、
今、この奥の方が入ってらっしゃるのでその次に。
お洗濯はお風呂の時に持ってきてくだされば、こちらでいたしますよ。」
そう、こちらの宿はお洗濯をして、干してくれるのだ。
男の人には人気があるサービスのようだが、わしとしては・・・
下着などは特に、あまり人には触られたくないし、
他の人の洗濯物と一緒に洗われるのも、ちょっと抵抗がある。
かと言って、今日は洗わないと着替えが間に合わないし
「自分で洗います」などと言えるわけがない。
下着だけ手で洗って、部屋に干すことにした。
主婦であるわしは、日常でも「洗濯」という作業をしているので、
旅に出ても、別段、苦にはならない。
でも、熟年の男の人にとっては、
これがかなり大変なことらしい。
家では、汚れ物を投げておけば、
奥さんが洗って干して、きちんとたたんで
次にお風呂に入る時に、出しておいてくれる。
お遍路では、歩いてきて疲れていても
毎日のように洗濯が待っている。
たしかに大変なので、洗濯していただけるのは
ありがたいことなのだが
なんか・・・いいのかなあ・・・それで・・・
こんな時ぐらい、自分のことは自分でした方がいいのでは。
と、ちょっと腑に落ちないのであった。
もっとも、これは宿の方でも、
水、電気代などが節約になるはずで
いいことなのだろう。
そこから1.5k歩いて、やっと「高知屋」さんに着いた。
高知屋さんは、旅籠の雰囲気を残している
かなり古い建物だった。
声をかけると、奥からおかみさんらしい人が出てきて
玄関の引き戸を開けてくれた。
中も、薄暗いが
ひなびたいい雰囲気を醸し出している。
レインコートなどは背中のザックに留めて置いたので
すでにあらかた乾いていた。
急な階段をギシギシと上がり、
通り沿いの部屋に通された。
窓を開けると目の前は、33番札所雪蹊寺だ。
「お風呂は順番で入ってくださいね、
今、この奥の方が入ってらっしゃるのでその次に。
お洗濯はお風呂の時に持ってきてくだされば、こちらでいたしますよ。」
そう、こちらの宿はお洗濯をして、干してくれるのだ。
男の人には人気があるサービスのようだが、わしとしては・・・
下着などは特に、あまり人には触られたくないし、
他の人の洗濯物と一緒に洗われるのも、ちょっと抵抗がある。
かと言って、今日は洗わないと着替えが間に合わないし
「自分で洗います」などと言えるわけがない。
下着だけ手で洗って、部屋に干すことにした。
主婦であるわしは、日常でも「洗濯」という作業をしているので、
旅に出ても、別段、苦にはならない。
でも、熟年の男の人にとっては、
これがかなり大変なことらしい。
家では、汚れ物を投げておけば、
奥さんが洗って干して、きちんとたたんで
次にお風呂に入る時に、出しておいてくれる。
お遍路では、歩いてきて疲れていても
毎日のように洗濯が待っている。
たしかに大変なので、洗濯していただけるのは
ありがたいことなのだが
なんか・・・いいのかなあ・・・それで・・・
こんな時ぐらい、自分のことは自分でした方がいいのでは。
と、ちょっと腑に落ちないのであった。
もっとも、これは宿の方でも、
水、電気代などが節約になるはずで
いいことなのだろう。
by fudarakutokai
| 2004-11-11 18:07
| 修行の道場(高知)