2004年 11月 11日
高知屋さんの夕餉
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またしても、一番最後に夕食の席に着く。
今夜の同宿者は、めずらしく若い遍路さんが多い。
大学生らしき男の子と女の子。
それから、竹林寺から一緒だった男の子。
定年おじさん遍路がお一人。
みんなの話題は午前中の大雨。
「どこにいました?」
聞けば女の子は10時頃、竹林寺前の
わしらがあきらめた、滝の遍路道を登ったらしい。
「すごかったでしょ?」
「ハイ、遭難するかと思いましたよー」
「私たち、同じくらいの時間に、そこ登るのあきらめたんですよ」
「え、じゃ、どうしてたんですか?」
「近くのおうちにあげてもらって、お昼までいただいてました」
「えー、そうなんですか」
女の子と男の子は気さくに話しかけてきて、会話が盛り上がったが
竹林寺から一緒の男の子は、口数が少ない。(小坊主くんと命名)
おじさん遍路は、あまりの雨に、今日は宿から出なかったそうだ。
「足止めをくっちゃいましたから、明日からがんばらないと」
その間、宿のおかみさんはニコニコ話を聞いている。
ここもおかみさんが付きっきりで、おかわりを盛ってくれたり
おさんどんしてくださる。
わしはおかみさんに聞いてみた。
「こちらの雨はすごいですねー、一気に降ったかと思うと
カンカン照りで暑いくらいになって。」
「高知はいつでもこんな降り方なのよ。降る時はすごい量。
うちも何年か前に床上浸水にあって、古い方の建物は
一階が使えなくなってしまったのよ。」
今では、洗濯物を干す部屋になっているそうだ。
「洗濯物は、皆さんの分、そこに干してありますから
明日には乾くので、取り込みは各自でやってください。」
気さくな男子学生は、大広間に一人だそうだ。
お客さんが多い時は、そこで相部屋になるらしいが。
男子学生と女の子は仲が良さそうだったが、
たまたま、行きづりになったようだ。
高知屋の夕食。
どれも手作りで素朴な味。
食べ物に興味のあるわしは、おかみさんと
食材話しで盛り上がる。
秋に採れるタケノコの煮物があった。
普段、口にできないものがあって楽しい。
今夜の同宿者は、めずらしく若い遍路さんが多い。
大学生らしき男の子と女の子。
それから、竹林寺から一緒だった男の子。
定年おじさん遍路がお一人。
みんなの話題は午前中の大雨。
「どこにいました?」
聞けば女の子は10時頃、竹林寺前の
わしらがあきらめた、滝の遍路道を登ったらしい。
「すごかったでしょ?」
「ハイ、遭難するかと思いましたよー」
「私たち、同じくらいの時間に、そこ登るのあきらめたんですよ」
「え、じゃ、どうしてたんですか?」
「近くのおうちにあげてもらって、お昼までいただいてました」
「えー、そうなんですか」
女の子と男の子は気さくに話しかけてきて、会話が盛り上がったが
竹林寺から一緒の男の子は、口数が少ない。(小坊主くんと命名)
おじさん遍路は、あまりの雨に、今日は宿から出なかったそうだ。
「足止めをくっちゃいましたから、明日からがんばらないと」
その間、宿のおかみさんはニコニコ話を聞いている。
ここもおかみさんが付きっきりで、おかわりを盛ってくれたり
おさんどんしてくださる。
わしはおかみさんに聞いてみた。
「こちらの雨はすごいですねー、一気に降ったかと思うと
カンカン照りで暑いくらいになって。」
「高知はいつでもこんな降り方なのよ。降る時はすごい量。
うちも何年か前に床上浸水にあって、古い方の建物は
一階が使えなくなってしまったのよ。」
今では、洗濯物を干す部屋になっているそうだ。
「洗濯物は、皆さんの分、そこに干してありますから
明日には乾くので、取り込みは各自でやってください。」
気さくな男子学生は、大広間に一人だそうだ。
お客さんが多い時は、そこで相部屋になるらしいが。
男子学生と女の子は仲が良さそうだったが、
たまたま、行きづりになったようだ。
高知屋の夕食。
どれも手作りで素朴な味。
食べ物に興味のあるわしは、おかみさんと
食材話しで盛り上がる。
秋に採れるタケノコの煮物があった。
普段、口にできないものがあって楽しい。
by fudarakutokai
| 2004-11-11 19:21
| 修行の道場(高知)