2004年 11月 12日
青龍寺の前で
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石段を下りて駐車場で「土佐」に電話をかけ、迎えを待った。
すると、あの小坊主くんがやってきた。
「あれ、橋のたもとにいましたよね?」
相方が話しかけた。
「はい」
「青龍寺は打たなかったんですか?」
「ハイ、間に合わないと思って」
「今日はどこに泊まるんですか」
「あ、国民宿舎です。迎えに来てくれるけど、青龍寺の前に来てって言われて」
「一緒ですよ、私たちも今待っているところです」
この駐車場の横に、手作りの雑貨屋さんのような小さな建物があった。
雑貨というより数珠などの「仏具」がメインのようだ。
山小屋風の建物で、ちょっと興味津々だったが
いつ迎えが来るか分からないので、入れなかった。
一台のワゴン車が近づいてきた。迎えかと思ったら
中から数人の、トレーニングウエア姿の男女が出てきて、お寺の納経所に向かった。
そのうちの一人がこちらに来ると
「すみません、おじいさんを捜しているのですが、みかけませんでしたか?」
「おじいさんですか?どんな姿の?」
聞けば、特養ホームに入所しているおじいさんが
三日前から、いなくなってしまったらしい。
八十八カ所廻りが好きだったので、もしかしたら札所にいるかも知れないと
近くを探しているのだという。
「あいにく見かけませんでしたね・・・」
「そうですか、杖をついているのですが、もし見かけたらご連絡下さい」
結局見つからなかったようで、みんなは車に乗って去っていった。
わしらの迎えの車がやってきた。
すると、あの小坊主くんがやってきた。
「あれ、橋のたもとにいましたよね?」
相方が話しかけた。
「はい」
「青龍寺は打たなかったんですか?」
「ハイ、間に合わないと思って」
「今日はどこに泊まるんですか」
「あ、国民宿舎です。迎えに来てくれるけど、青龍寺の前に来てって言われて」
「一緒ですよ、私たちも今待っているところです」
この駐車場の横に、手作りの雑貨屋さんのような小さな建物があった。
雑貨というより数珠などの「仏具」がメインのようだ。
山小屋風の建物で、ちょっと興味津々だったが
いつ迎えが来るか分からないので、入れなかった。
一台のワゴン車が近づいてきた。迎えかと思ったら
中から数人の、トレーニングウエア姿の男女が出てきて、お寺の納経所に向かった。
そのうちの一人がこちらに来ると
「すみません、おじいさんを捜しているのですが、みかけませんでしたか?」
「おじいさんですか?どんな姿の?」
聞けば、特養ホームに入所しているおじいさんが
三日前から、いなくなってしまったらしい。
八十八カ所廻りが好きだったので、もしかしたら札所にいるかも知れないと
近くを探しているのだという。
「あいにく見かけませんでしたね・・・」
「そうですか、杖をついているのですが、もし見かけたらご連絡下さい」
結局見つからなかったようで、みんなは車に乗って去っていった。
わしらの迎えの車がやってきた。
by fudarakutokai
| 2004-11-12 17:30
| 修行の道場(高知)