2004年 11月 12日
17日目の宿 国民宿舎 土佐
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国民宿舎はたいがい、見晴らしのいい一等地に建っている。
ここも例外ではないが、他とちょっと違うのは、
たしか昨年、経営悪化のため営業を民間人に依託し、
その結果、メキメキと売り上げがアップした
国民宿舎にはめずらしい、黒字経営の宿なのだそうだ。
建物はコンクリートで4〜5階建て。
やはりエレベーターはない。
でもエントランスは明るく、活気があり
フロントの人たちも愛想よく、確かに他とは違う。
広い内風呂もあったが、
(建物からいったん外に出るものの)
海が一望できる露天風呂も作った。
遍路に人気の所以は、遍路用の大部屋があり
格安で泊まらせてくれるところや
インターネットが繋がっているPCがあること。
一台きりだが無料で使え、全部まわった中で
あったのはここだけだった。
夕食。
松花堂弁当風。
遍路以外のお客さんがいっぱいなので
周りで、楽しそうにお酒を飲んでいて
目の毒なのである。
小坊主くんも一人で食べていた。
ここで、昨日、高知屋で一緒だった
大学生風の女の子と会った。
彼女は、昨日のうちに雪蹊寺を打っていたので
今日は一足早く廻っているはずである。
「お二人早いですねー、実は私、
車に乗せてもらってきちゃったんですよ」
聞けば彼女は、車のお接待は断らず
乗せてもらっているそうだ。
「明日も、乗せてもらうことになってるんです」
ご夫婦に声をかけられ、明日も朝から乗せてもらうらしい。
それに関しては、人それぞれなので言うことはないが
彼女のあまりの屈託のなさに、ちょっと心配になってしまった。
明るくて、美人の若い女性である。
もちろん本人も注意はしているだろうが
やたらに車に乗っていって
大丈夫なのか心配してしまう・・・
それから彼女は
「そう言えば、途中で汚い
自転車遍路のおじさんと一緒になったんですよ。
若い夫婦の遍路とさっき一緒だった。って言ってました。
お二人のことですよねー。」
と言ってきた。
そういえば、どこでだったっけ。
やっぱり同じように言われたことがある。
やはり我々は目立つのか?
だいたい歩く速度は変わらないので、
道行き遍路の間ではこうしたことが話題にあがる。
夕食後、外の露天風呂に行ったが、女湯はわし一人。
男湯にはすでに先客があったそうだが、
相方の話しによると、宿泊客ではないヤンキーが
勝手に入ってきていたらしい。
タダ湯の常連らしかったが
たしかに建物を通らずに風呂場までこれるので
こういう輩が多いようだ。
女湯と男湯の間には、特に柵もなく
のぞこうと思えばのぞけるし
来ようと思えば来られる。
一人で入っているのは正直こわかった。
“土佐”さん、ご一考ください。
それ以外は、とってもいい宿でした。
ここも例外ではないが、他とちょっと違うのは、
たしか昨年、経営悪化のため営業を民間人に依託し、
その結果、メキメキと売り上げがアップした
国民宿舎にはめずらしい、黒字経営の宿なのだそうだ。
建物はコンクリートで4〜5階建て。
やはりエレベーターはない。
でもエントランスは明るく、活気があり
フロントの人たちも愛想よく、確かに他とは違う。
広い内風呂もあったが、
(建物からいったん外に出るものの)
海が一望できる露天風呂も作った。
遍路に人気の所以は、遍路用の大部屋があり
格安で泊まらせてくれるところや
インターネットが繋がっているPCがあること。
一台きりだが無料で使え、全部まわった中で
あったのはここだけだった。
夕食。
松花堂弁当風。
遍路以外のお客さんがいっぱいなので
周りで、楽しそうにお酒を飲んでいて
目の毒なのである。
小坊主くんも一人で食べていた。
ここで、昨日、高知屋で一緒だった
大学生風の女の子と会った。
彼女は、昨日のうちに雪蹊寺を打っていたので
今日は一足早く廻っているはずである。
「お二人早いですねー、実は私、
車に乗せてもらってきちゃったんですよ」
聞けば彼女は、車のお接待は断らず
乗せてもらっているそうだ。
「明日も、乗せてもらうことになってるんです」
ご夫婦に声をかけられ、明日も朝から乗せてもらうらしい。
それに関しては、人それぞれなので言うことはないが
彼女のあまりの屈託のなさに、ちょっと心配になってしまった。
明るくて、美人の若い女性である。
もちろん本人も注意はしているだろうが
やたらに車に乗っていって
大丈夫なのか心配してしまう・・・
それから彼女は
「そう言えば、途中で汚い
自転車遍路のおじさんと一緒になったんですよ。
若い夫婦の遍路とさっき一緒だった。って言ってました。
お二人のことですよねー。」
と言ってきた。
そういえば、どこでだったっけ。
やっぱり同じように言われたことがある。
やはり我々は目立つのか?
だいたい歩く速度は変わらないので、
道行き遍路の間ではこうしたことが話題にあがる。
夕食後、外の露天風呂に行ったが、女湯はわし一人。
男湯にはすでに先客があったそうだが、
相方の話しによると、宿泊客ではないヤンキーが
勝手に入ってきていたらしい。
タダ湯の常連らしかったが
たしかに建物を通らずに風呂場までこれるので
こういう輩が多いようだ。
女湯と男湯の間には、特に柵もなく
のぞこうと思えばのぞけるし
来ようと思えば来られる。
一人で入っているのは正直こわかった。
“土佐”さん、ご一考ください。
それ以外は、とってもいい宿でした。
by fudarakutokai
| 2004-11-12 18:21
| 修行の道場(高知)