2004年 11月 14日
小雨ぱらつく国道56号をゆく
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そえみみず遍路道では、こんな倒木も乗り越えて
(台風によるものか)
やっと、先ほど眼下に見えた国道と合流した。
ここから次の37番岩本寺まで11kほどの距離。
しかし、ここからがまた長かった!
その上、今日は小雨がぱらつく中途半端な天候。
レインコートを着ていないと、しっとり湿ってくるし
着ていると、ムシムシして暑い。
ダラダラと単調に続く国道は、JR土讃線と並行していて
途中に公衆トイレがないので、JR駅舎のトイレをお借りする。
(ほとんどが無人駅だった)
道の駅あぐり窪川に寄り、コーヒータイム。
ここで、今日の宿に電話。
岩本寺のある窪川の町はJRの終着駅(第三セクター鉄道との乗換駅)なので
比較的大きく、宿泊施設もいくつかあるようだ。
この中で値段もお安く名前が気に入った「村の家」さんに電話。
すぐに予約が取れて、今夜の宿は一安心。
宿に着いたのはPM4:00。
一見、古い木造家屋の「村の家」さんにたじろぐが
とても感じのよい、お年寄りご夫婦でやっており、
案内された2階の部屋には、昔ながらの木枠の窓に木の手すり。
さながら時代劇に出てくる旅籠の風情で、なかなか情緒的だ。
荷物を置かせてもらい、岩本寺を打ってくることにする。
なぜか小さい商店街には、万国旗がたくさん、はためいていて
ノスタルジックな風景で、興味深い町並みである。
お寺の手前につたの絡まる、これまたノスタルジックな建物があった。
喫茶『淳』の看板が、小さく掛かっている。
「うわー、いいね、いいね、ここ!!
はいろーよ!!」
「お詣りが済んでからね」
相方に一言で片づけられ、仕方なくお寺に向かう。
たしかに早くしないと、もうすぐ5時だ。
正面には、岩本寺の大きな山門がみえる。
by fudarakutokai
| 2004-11-14 14:33
| 修行の道場(高知)