2004年 11月 27日
今日は道についていない日
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次の41番龍光寺まで、なんと50kもの距離。
またしばらくは、遍路道だけ進む旅となる。
本日は、この後またしても峠越えがひかえている。
だからけっこう、急がなくてはならないのだ。
それなのに・・・
菊川という所で、相方に地図を渡しておいたところ
しっかり見間違え、違う道をどんどん行ってしまったのだ。
と言っても、本当は地図が分かりづらいことに原因がある。
さらに道の遍路シールが分かりづらく、
そしてさらに、行くべき遍路道がめちゃくちゃに荒れていて
進めなかったことに最大の原因があるのだが。
ところが相方【道を間違えたら、元へ引き返すべし】という
遍路の大原則を無視し、そのままどんどん進んでいってしまった。
「このまま進めば、きっと、国道にでるよ」
という、勝手な思いこみで。
山の上の方を通っているらしい国道は、始めのうちこそ
車の音が聞こえていたのだが、そのうち何も聞こえなくなり
のどかな田園風景と、ミカン畑が広がるだけになってしまった。
誰も通らず、民家もない。
遍路シールも出てこない。
「どう考えても道が違うよ〜、戻ろうよ〜」
「ここを登れば、国道に出るよ」
泣きべそをかくわしを尻目に、相方は
(方向的には確かに間違ってはいないが)道が続いているのかも
定かでない、ミカン畑の急坂をどんどん登りだした。
そのままついて、黙って登っていくと・・・
ああー、天の助けだ!!
上からトラクターに乗ってやってくる地元の方が!
これを逃せば後がない。
先を行く相方が、何も聞く様子がないので
あわててわしが声をかけた。
「すっすみません!!この道は国道に出ますか!?
道を間違えてしまったようで・・・」
「ああー、この前も一人、間違えた人がいて
この先のダムまでいっちゃったんだよ。
そこまで行かなくてよかったねー。
この道を上がれば、国道に出るよ」
おじさんは笑って教えてくれた。
さらに
「しばらく行くと右に行って・・・それから左に・・・」
と詳しく教えてくれたのだが、なんだかちんぷんかんぷん?で
それから方言がきつくて、聞き取りにくくて
アバウトに聞いてしまった。
とりあえず、ミカン畑の農業用道路のようだから
そんなに何本も分かれていないだろう。
おじさんにお礼を言って、そのまま登った。
「もうやだよーーー、今日はハードスケジュールなのにーー
ばかあーーー!!」
と、さんざん相方に恨み節を言いつつ、進むと
ちょっとした集落が現れ・・・
国道に無事到着!!
よかったよおおおお
半泣き状態のわしに
「ちょっとでも先に進んだから、よかったじゃない」
などと、のたまう相方。
頭にきたので、金剛杖でバコバコたたいてみた。
またしばらくは、遍路道だけ進む旅となる。
本日は、この後またしても峠越えがひかえている。
だからけっこう、急がなくてはならないのだ。
それなのに・・・
菊川という所で、相方に地図を渡しておいたところ
しっかり見間違え、違う道をどんどん行ってしまったのだ。
と言っても、本当は地図が分かりづらいことに原因がある。
さらに道の遍路シールが分かりづらく、
そしてさらに、行くべき遍路道がめちゃくちゃに荒れていて
進めなかったことに最大の原因があるのだが。
ところが相方【道を間違えたら、元へ引き返すべし】という
遍路の大原則を無視し、そのままどんどん進んでいってしまった。
「このまま進めば、きっと、国道にでるよ」
という、勝手な思いこみで。
山の上の方を通っているらしい国道は、始めのうちこそ
車の音が聞こえていたのだが、そのうち何も聞こえなくなり
のどかな田園風景と、ミカン畑が広がるだけになってしまった。
誰も通らず、民家もない。
遍路シールも出てこない。
「どう考えても道が違うよ〜、戻ろうよ〜」
「ここを登れば、国道に出るよ」
泣きべそをかくわしを尻目に、相方は
(方向的には確かに間違ってはいないが)道が続いているのかも
定かでない、ミカン畑の急坂をどんどん登りだした。
そのままついて、黙って登っていくと・・・
ああー、天の助けだ!!
上からトラクターに乗ってやってくる地元の方が!
これを逃せば後がない。
先を行く相方が、何も聞く様子がないので
あわててわしが声をかけた。
「すっすみません!!この道は国道に出ますか!?
道を間違えてしまったようで・・・」
「ああー、この前も一人、間違えた人がいて
この先のダムまでいっちゃったんだよ。
そこまで行かなくてよかったねー。
この道を上がれば、国道に出るよ」
おじさんは笑って教えてくれた。
さらに
「しばらく行くと右に行って・・・それから左に・・・」
と詳しく教えてくれたのだが、なんだかちんぷんかんぷん?で
それから方言がきつくて、聞き取りにくくて
アバウトに聞いてしまった。
とりあえず、ミカン畑の農業用道路のようだから
そんなに何本も分かれていないだろう。
おじさんにお礼を言って、そのまま登った。
「もうやだよーーー、今日はハードスケジュールなのにーー
ばかあーーー!!」
と、さんざん相方に恨み節を言いつつ、進むと
ちょっとした集落が現れ・・・
国道に無事到着!!
よかったよおおおお
半泣き状態のわしに
「ちょっとでも先に進んだから、よかったじゃない」
などと、のたまう相方。
頭にきたので、金剛杖でバコバコたたいてみた。
by fudarakutokai
| 2004-11-27 13:46
| 菩提の道場(愛媛)