2004年 11月 30日
11月30日 第29日目
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とうとう、11月も最終日。
ビジネスホテルに泊まると、つい
朝の出発が遅くなってしまう。
しばらくバイパスを行く。
久しぶりにロードサイドの大型店舗が
続いている道を行く。
ちょうど通勤ラッシュの時間帯で
通勤の車や通学の自転車の中で
社会とはかけ離れた姿で歩いていくのは
なんだか恥ずかしいような、自分たちだけ
違う次元からきた人間のように思えてくる。
今日は、この先、大師にゆかりの深い
『十夜ヶ橋』を通る。
十夜ヶ橋とは・・・
弘法大師が、修行でここに来た際
夜になって泊めてくれる家も見つからず
仕方なく、この橋の下で野宿をしたが
おなかは空くし、橋上の往来が激しくて、うるさくて眠れず
たった一夜が十夜にも思えた。という場所なのだ。
そのことから今でも、橋の下には弘法大師が寝ておられるとされ
杖をつく音で、大師の眠りを妨げてはいけない。という配慮から
われら遍路は、どこの橋でも渡るときは
杖をついてはいけない、とされているのである。
さて、その十夜ヶ橋は
番外札所となっており、すぐ脇に
立派なお堂が建てられている。
面白いことに、小さいお布団があって
橋の下のお堂に奉納できるようになっている。
このお布団でゆっくり寝てください、
お大師様。
ということらしい。
こう書くと、どんな立派な橋なのかと思われるだろうが
(実際、行くまではわしもそう思っていた)
国道にかかる、言われなければ通り過ぎてしまうような
小さな橋なのだ。
さらに現在では、そのちょうど真上に高速道路が走り
「ぜーったいに寝かせないモンね」というくらい
うるさい橋となってしまっている。
川も底が浅く、どぶ川みたいにくさくて汚い。
鯉が気持ち悪いくらいいて、わしがのぞいたら
一斉に「エサくれ、エサくれ」と口をパクパクさせてきた。
こちらの方が食われそうな勢いである・・・
こんな所では寝たくないなあ・・・
ビジネスホテルに泊まると、つい
朝の出発が遅くなってしまう。
しばらくバイパスを行く。
久しぶりにロードサイドの大型店舗が
続いている道を行く。
ちょうど通勤ラッシュの時間帯で
通勤の車や通学の自転車の中で
社会とはかけ離れた姿で歩いていくのは
なんだか恥ずかしいような、自分たちだけ
違う次元からきた人間のように思えてくる。
今日は、この先、大師にゆかりの深い
『十夜ヶ橋』を通る。
十夜ヶ橋とは・・・
弘法大師が、修行でここに来た際
夜になって泊めてくれる家も見つからず
仕方なく、この橋の下で野宿をしたが
おなかは空くし、橋上の往来が激しくて、うるさくて眠れず
たった一夜が十夜にも思えた。という場所なのだ。
そのことから今でも、橋の下には弘法大師が寝ておられるとされ
杖をつく音で、大師の眠りを妨げてはいけない。という配慮から
われら遍路は、どこの橋でも渡るときは
杖をついてはいけない、とされているのである。
さて、その十夜ヶ橋は
番外札所となっており、すぐ脇に
立派なお堂が建てられている。
面白いことに、小さいお布団があって
橋の下のお堂に奉納できるようになっている。
このお布団でゆっくり寝てください、
お大師様。
ということらしい。
こう書くと、どんな立派な橋なのかと思われるだろうが
(実際、行くまではわしもそう思っていた)
国道にかかる、言われなければ通り過ぎてしまうような
小さな橋なのだ。
さらに現在では、そのちょうど真上に高速道路が走り
「ぜーったいに寝かせないモンね」というくらい
うるさい橋となってしまっている。
川も底が浅く、どぶ川みたいにくさくて汚い。
鯉が気持ち悪いくらいいて、わしがのぞいたら
一斉に「エサくれ、エサくれ」と口をパクパクさせてきた。
こちらの方が食われそうな勢いである・・・
こんな所では寝たくないなあ・・・
by fudarakutokai
| 2004-11-30 08:00
| 菩提の道場(愛媛)