2004年 11月 30日
徳岡旅館さんの話しは続く・・・
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男性遍路さんたちが先に着いていたので、お風呂はもう入ったそうで
食事が終わったら、わしらが入る番になった。
相方が入って来て、次はわしの番だが・・・
「お風呂、入るのにかなりコツがいるよ」
・・・?
「なんでか分からないけど、扉がないんだよ。
とにかくすきま風があって寒いから、お風呂のふたで
扉を立てて、湯沸かしが外にあるんで
窓から手を出して、スイッチをひねって・・・」
なんだか、こわい・・・
でも寒いので、お風呂には入りたい。
下におりていくと、宿の女将とケンちゃんが
先ほどの食堂で、お湯割焼酎でいっぱいやっていた。
「お風呂いただきます」
「どうぞ、どうぞ。寒くないようにね。
お湯がぬるかったら、窓から手を出すと湯沸かしがあるから」
「こっちいって、右に曲がるとお風呂だから」
と指を指されて、台所の脇を行くと扉があり
右に曲がって暗い通路を行くと、古い昔の土間の台所が現れた。
その横がお風呂らしいが、
すぐ隣がトイレ(もちろんポットン)で
なんかくさい・・・
脱衣所とお風呂の間の扉がなくて
建物が古いので、すきま風が冷たい。
お風呂のふたで扉を作り、とにかく湯船に入る。
・・・とりあえず、お風呂は温かくてよかった。
まあ、そんなでどうにかこうにか
身体を洗うのもそこそこに、暖まるだけ暖まってお風呂から出
食堂に戻ると、お二人はまだ酒盛り中。
「お風呂、ありがとうございました」
「暖まった?風邪ひかないように気をつけてね」
食堂にはストーブがたかれて暖かい。
部屋よりここの方が、あったかいなあ・・・
「奥の台所、かまどとかありましたねー。すごいですねー」
「そう、昔はそこを使ってたけど、今は使ってないわ。
この建物、古いのよー。120年は経ってて、坂本龍馬がいた頃ねー」
「そうなんですかー。」
「この食堂の所は、以前は馬小屋だったし
お風呂もねー、まきで焚くのだったので
湯沸かし器付けて作り直したのよ。」
なんとなく、お二人と話し出した。
すると・・・
「今日は、先に男性のお二人が予約されていたので
本当は、もう部屋がなかったんだけど
あの部屋がやっと片付いたので、お二人をお泊めできたのよ」
「今までねー、あの部屋はおばあちゃんの部屋だったんだけど
おばあちゃんが4月に亡くなったので、
“客間にしよう”って片付けてたの。
それまでは、二部屋しかなかったからね」
「おばあちゃんが使ってたベッドも、そのまま使おうかって
話してたんだけど、それは捨てたわ」
「・・・;」
しばらく話しは続いたが・・・
「ああ、お風呂上がりなのに、これ以上話してたら
湯冷めしちゃうわね。ごめんなさい」
「おやすみなさい」
ということで、おいとまして部屋に戻った。
食事が終わったら、わしらが入る番になった。
相方が入って来て、次はわしの番だが・・・
「お風呂、入るのにかなりコツがいるよ」
・・・?
「なんでか分からないけど、扉がないんだよ。
とにかくすきま風があって寒いから、お風呂のふたで
扉を立てて、湯沸かしが外にあるんで
窓から手を出して、スイッチをひねって・・・」
なんだか、こわい・・・
でも寒いので、お風呂には入りたい。
下におりていくと、宿の女将とケンちゃんが
先ほどの食堂で、お湯割焼酎でいっぱいやっていた。
「お風呂いただきます」
「どうぞ、どうぞ。寒くないようにね。
お湯がぬるかったら、窓から手を出すと湯沸かしがあるから」
「こっちいって、右に曲がるとお風呂だから」
と指を指されて、台所の脇を行くと扉があり
右に曲がって暗い通路を行くと、古い昔の土間の台所が現れた。
その横がお風呂らしいが、
すぐ隣がトイレ(もちろんポットン)で
なんかくさい・・・
脱衣所とお風呂の間の扉がなくて
建物が古いので、すきま風が冷たい。
お風呂のふたで扉を作り、とにかく湯船に入る。
・・・とりあえず、お風呂は温かくてよかった。
まあ、そんなでどうにかこうにか
身体を洗うのもそこそこに、暖まるだけ暖まってお風呂から出
食堂に戻ると、お二人はまだ酒盛り中。
「お風呂、ありがとうございました」
「暖まった?風邪ひかないように気をつけてね」
食堂にはストーブがたかれて暖かい。
部屋よりここの方が、あったかいなあ・・・
「奥の台所、かまどとかありましたねー。すごいですねー」
「そう、昔はそこを使ってたけど、今は使ってないわ。
この建物、古いのよー。120年は経ってて、坂本龍馬がいた頃ねー」
「そうなんですかー。」
「この食堂の所は、以前は馬小屋だったし
お風呂もねー、まきで焚くのだったので
湯沸かし器付けて作り直したのよ。」
なんとなく、お二人と話し出した。
すると・・・
「今日は、先に男性のお二人が予約されていたので
本当は、もう部屋がなかったんだけど
あの部屋がやっと片付いたので、お二人をお泊めできたのよ」
「今までねー、あの部屋はおばあちゃんの部屋だったんだけど
おばあちゃんが4月に亡くなったので、
“客間にしよう”って片付けてたの。
それまでは、二部屋しかなかったからね」
「おばあちゃんが使ってたベッドも、そのまま使おうかって
話してたんだけど、それは捨てたわ」
「・・・;」
しばらく話しは続いたが・・・
「ああ、お風呂上がりなのに、これ以上話してたら
湯冷めしちゃうわね。ごめんなさい」
「おやすみなさい」
ということで、おいとまして部屋に戻った。
by fudarakutokai
| 2004-11-30 19:12
| 菩提の道場(愛媛)