2004年 11月 30日
徳岡旅館さんの夜は更けて・・・
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きしむ廊下を歩いて、雑然とした小部屋を通り抜け・・・
その荷物の中に、こたつが立てかけてあった。
部屋に戻る。
相方に下で聞いた話をした。
「この部屋、4月に亡くなった寝たきりのおばあさんの
部屋だったらしいよ・・・」
「・・・」
「それにしても、寒いねえ・・・。
テレビ付ければ少しは暖かくなるかな?」
「多少は暖かくなるかもね」
「手前の部屋にこたつがあったけど
暖房器具貸してください。って言ったら、
あれを貸してくれるかな。なんか、古くて壊れそうだったけど・・・」
「とりあえず、寝ちゃえば大丈夫じゃない?」
「そだね・・・うーん、この布団で
お互いに暖をとれ。ってことかなあ・・・」
そうそうに寝ることにして、布団にもぐったが
電気を消すスイッチが見あたらない。
探したら、なんと部屋の外。隣の部屋にあった。
寝たきりのおばあさんは、この寒い部屋で何を思っていたんだろう・・・
隣の部屋の灯りが隙間からもれていた。
その荷物の中に、こたつが立てかけてあった。
部屋に戻る。
相方に下で聞いた話をした。
「この部屋、4月に亡くなった寝たきりのおばあさんの
部屋だったらしいよ・・・」
「・・・」
「それにしても、寒いねえ・・・。
テレビ付ければ少しは暖かくなるかな?」
「多少は暖かくなるかもね」
「手前の部屋にこたつがあったけど
暖房器具貸してください。って言ったら、
あれを貸してくれるかな。なんか、古くて壊れそうだったけど・・・」
「とりあえず、寝ちゃえば大丈夫じゃない?」
「そだね・・・うーん、この布団で
お互いに暖をとれ。ってことかなあ・・・」
そうそうに寝ることにして、布団にもぐったが
電気を消すスイッチが見あたらない。
探したら、なんと部屋の外。隣の部屋にあった。
寝たきりのおばあさんは、この寒い部屋で何を思っていたんだろう・・・
隣の部屋の灯りが隙間からもれていた。
by fudarakutokai
| 2004-11-30 19:50
| 菩提の道場(愛媛)