2004年 11月 01日
どおしたんだー へへっへーい
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納経所の方から女性の声で
こんな歌が聞こえてきた。
言わずとしれた忌野清志郎の
『雨上がりの夜空に』の一節だ。
そのあと、若い男性の声で
「女性が歌う歌じゃありません!」と
ふざけているのが聞こえる。
「まあ、たしかにね・・」と思いつつ近づくと
納経所の人は若い僧で、納経が終わったあと
気さくに話しかけてきた。
「お二人で廻ってるんですか?」
「はい」
「歩いて?今日はどこから?」
「恩山寺からです」
「途中で、キヨシローに会いませんでしたか?」
「へ?」
「来たんですよ、キヨシロー、ついさっき。ほら」
そのお坊さんは、自分のケータイを
取り出すと操作しだした。
こちらに向けられた画面には
ひげ面でにやっと笑うおっさんと
そのお坊さんのツーショット写真が・・・
「あーー!ホントだ!!キヨシローーー!
えー!?えー!?どーしたんですかー!!」
「チャリで来たんですよ、ちょっと前。
ほら、あの人チャリで全国廻ってるでしょ。
今、四国廻ってるんですって。途中で会いませんでしたか?」
「あ!そういえば見たーー。
赤い服来て、チャリ乗ってる人に抜かされた!!」
「あ、それですよ、どこで抜かされました?ローソンの所?
え、おかしいな。今来たばっかりですよ。」
“一個人”という雑誌の取材だと、お坊さんは教えてくれた。
うわー、生キヨシローだったのにー!
後ろ姿しか見られなかった。残念!!
「チャリじゃ、もう行き会えないよね、あー、見たかったなーーー」
ひとしきり話しが盛り上がり、立ち去る前に
「そこの水道使わせてもらえませんか?」と尋ねると
「あ、ぜんぜんかまいませんよーー、
でも飲まないでくださいね、井戸水だから」
と言われた。
汗だくの顔を洗わせてもらった。
——————————————————————
四国から戻って、“一個人”を見たところ、
キヨシローはわれわれを抜かしたあと
『星の岩屋』という番外霊場に寄っていたことが判明。
こんな歌が聞こえてきた。
言わずとしれた忌野清志郎の
『雨上がりの夜空に』の一節だ。
そのあと、若い男性の声で
「女性が歌う歌じゃありません!」と
ふざけているのが聞こえる。
「まあ、たしかにね・・」と思いつつ近づくと
納経所の人は若い僧で、納経が終わったあと
気さくに話しかけてきた。
「お二人で廻ってるんですか?」
「はい」
「歩いて?今日はどこから?」
「恩山寺からです」
「途中で、キヨシローに会いませんでしたか?」
「へ?」
「来たんですよ、キヨシロー、ついさっき。ほら」
そのお坊さんは、自分のケータイを
取り出すと操作しだした。
こちらに向けられた画面には
ひげ面でにやっと笑うおっさんと
そのお坊さんのツーショット写真が・・・
「あーー!ホントだ!!キヨシローーー!
えー!?えー!?どーしたんですかー!!」
「チャリで来たんですよ、ちょっと前。
ほら、あの人チャリで全国廻ってるでしょ。
今、四国廻ってるんですって。途中で会いませんでしたか?」
「あ!そういえば見たーー。
赤い服来て、チャリ乗ってる人に抜かされた!!」
「あ、それですよ、どこで抜かされました?ローソンの所?
え、おかしいな。今来たばっかりですよ。」
“一個人”という雑誌の取材だと、お坊さんは教えてくれた。
うわー、生キヨシローだったのにー!
後ろ姿しか見られなかった。残念!!
「チャリじゃ、もう行き会えないよね、あー、見たかったなーーー」
ひとしきり話しが盛り上がり、立ち去る前に
「そこの水道使わせてもらえませんか?」と尋ねると
「あ、ぜんぜんかまいませんよーー、
でも飲まないでくださいね、井戸水だから」
と言われた。
汗だくの顔を洗わせてもらった。
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四国から戻って、“一個人”を見たところ、
キヨシローはわれわれを抜かしたあと
『星の岩屋』という番外霊場に寄っていたことが判明。
by fudarakutokai
| 2004-11-01 16:00
| 発心の道場(徳島)