2004年 11月 01日
6日目の宿 金子や
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夕暮れ迫る急な坂道を、
転がるように戻り、先ほどの金子やさんへ。
「お帰りなさい、お風呂どうぞ」
部屋は2階の続きの間だ。
ふすまで仕切られた隣の部屋からは
男性の気配が聞こえる。
急いでお風呂に入る。
大きなお風呂で、他にも2人の女性が入っている。
そのうちの一人は、あの【ぴょこたん行者】さんだ。
「お疲れさま、ご一緒だったんですね」
「あら、先に行ったと思ったけど」
「鶴林寺は宿坊やっていないというんで、ここしかなくて。
先に、打って来ちゃいました。」
「ああ、そうなの、私は番外霊場に行ったから」
話しをしていると、また一人入ってきた。
おとといの『鱗楼』で一緒だった人だ。
「あ、こんにちは。お疲れさまですー。
あれ、昨日はどこに泊まったのですか?」
「昨日は雨で大変だったでしょう。
行けるところまで行って、電車で
徳島の市街地まで戻って、泊まって
今日は電車で昨日の駅まで行って、そこから歩き出したの。
泊まるところ、なかなかないでしょ。
電車やバスがあるところでは、よくこうやっているのよ。」
ぴょこたん行者が出ていった。
「今の人は?」
「あ、なべいわ荘で一緒だったんですよー、すごいですよね。
一人で歩いて廻っているそうです。」
「ほんとー、すごいわね。あのくらいの年の方、結構多いのよ」
聞くと女性は、もう何度も廻っているとのこと。
「もともとは夫が大病して、願掛けに廻ったのだけれど、
無事退院してきたので、御礼廻りをしているの。」
女性は50歳代。
「夫は自分ではまわれないから、私が代わりにね。
今回も、電話で夫の様子を聞きつつ、行けるところまで行くつもり」
いろいろな人が廻っている。
出る時に、この女性に「忌野清志郎、見ました?」と聞いたが
誰のことかわからなかったようだった。
転がるように戻り、先ほどの金子やさんへ。
「お帰りなさい、お風呂どうぞ」
部屋は2階の続きの間だ。
ふすまで仕切られた隣の部屋からは
男性の気配が聞こえる。
急いでお風呂に入る。
大きなお風呂で、他にも2人の女性が入っている。
そのうちの一人は、あの【ぴょこたん行者】さんだ。
「お疲れさま、ご一緒だったんですね」
「あら、先に行ったと思ったけど」
「鶴林寺は宿坊やっていないというんで、ここしかなくて。
先に、打って来ちゃいました。」
「ああ、そうなの、私は番外霊場に行ったから」
話しをしていると、また一人入ってきた。
おとといの『鱗楼』で一緒だった人だ。
「あ、こんにちは。お疲れさまですー。
あれ、昨日はどこに泊まったのですか?」
「昨日は雨で大変だったでしょう。
行けるところまで行って、電車で
徳島の市街地まで戻って、泊まって
今日は電車で昨日の駅まで行って、そこから歩き出したの。
泊まるところ、なかなかないでしょ。
電車やバスがあるところでは、よくこうやっているのよ。」
ぴょこたん行者が出ていった。
「今の人は?」
「あ、なべいわ荘で一緒だったんですよー、すごいですよね。
一人で歩いて廻っているそうです。」
「ほんとー、すごいわね。あのくらいの年の方、結構多いのよ」
聞くと女性は、もう何度も廻っているとのこと。
「もともとは夫が大病して、願掛けに廻ったのだけれど、
無事退院してきたので、御礼廻りをしているの。」
女性は50歳代。
「夫は自分ではまわれないから、私が代わりにね。
今回も、電話で夫の様子を聞きつつ、行けるところまで行くつもり」
いろいろな人が廻っている。
出る時に、この女性に「忌野清志郎、見ました?」と聞いたが
誰のことかわからなかったようだった。
by fudarakutokai
| 2004-11-01 18:09
| 発心の道場(徳島)